SunoとRunwayでMV制作挑戦 vol.1

AIツールを駆使してMVを作ってみた 動画生成AI
AIツールを駆使してMVを作ってみた

今回はSunoとRunwayでMV制作にトライ

今回は前回と趣向を変え『SunoとRunwayでMV制作企画』です。
前回の記事では代表的なLLMのアカウントを作って実際にチャットをしてみました。
LLMについてはは今後も多くとりあげていくことになりますが一休み。
今回はAIと一緒にさまざまなことができる魅力を一緒に楽しみたいと考えています。
そこで『AIツールを駆使してちょっとしたMVを作ってみる』という企画をお届けします。

SunoとRunwayほか、今回使用するツール

  • Suno — 歌詞を書いて伝えると曲にしてくれる作曲ツール
  • Runway — 画像をもとに5~10秒の動画を作成
  • DALL-E — 画像を生成する
  • OpenShot Video Editor — 動画編集ソフト

AIで作曲: Suno

SunoとRunwayでMV制作に挑戦中の画像

さて、今回チャレンジするのはミュージックビデオ制作なので最初に曲が必要です。

そこで、作曲ツールの『Suno』に歌詞を伝えて作曲してもらいます。

SunoとRunwayでMV制作に挑戦中の画像

ここでは実験ということで江戸時代の子守唱『江戸子守唱』の歌詞をSunoに入力。

曲のスタイルの選択が可能なので、ここではK-POPを選択しました。

※ 江戸子守唱は江戸時代頃から歌い継がれてきた作者不明の歌詞で、著作権者はいないため今回の実験で用いましたが、Sunoはオリジナルの歌詞を曲にするツールです。

Createを押して数分待つと歌詞をもとにしたボーカル入りの楽曲が完成。早速聞くことができます。
こうして出来上がった曲に納得したらダウンロードしてローカルに保存します。

AIで画像生成: DALL-E

OpenAIの画像生成ツール DALL-Eの画面

完成した曲に映像を添えてミュージックビデオにするために、動画のもととなる画像を『DALL-E』で生成します。

今回作るのは子守唄MVなので『ベッドに座ってこれから寝ようとしている男の子』の画像を生成することにします。

さて、イメージしているとおりの画像を生成してもらうには詳細なプロンプト(指示)が必要です。

DALL-E用プロンプト作成支援GPTs I AM A PENの画像

そこでイメージを伝えると詳細な英語プロンプトを考えて画像生成までをサポートしてくれるGPTs(カスタムGPT)、『I AM A PEN』を使って打ち合わせをしました。

I AM A PEN作のプロンプトでDALL-Eを使って画像生成した画面

そして、この画像が出来上がりました。次にこの画像を『Runway』というツールで動画にします。

AIで動画生成: Runway

動画生成AIツール Runway

DALL-Eで画像ができたら動画生成AIツール『Runway』を使って動画を作成します。

動画生成AIツール Runwayの画面

Runwayには本当にさまざまな機能がありますが、今回は『Generative Session』を利用。

SunoとRunwayでMV制作に挑戦中の画像

Generative Sessionをクリックするとすると画像のような画面が開きます。

この画面では『Drop an image or video』という場所をクリックして、先ほど生成した画像をアップロードします。

するとRunwayが先ほどの画像をスタート場面として動画にしてくれるわけです。

Google翻訳で制作する動画イメージを英訳

今回は作る動画のストーリーのイメージをおなじみのGoogle翻訳で英訳してもらいます。

SunoとRunwayでMV制作に挑戦中の画像

ここではこの動画をどのようなストーリーにしたいのか指示することができます。ストーリー入力欄に先ほどの英文を入力。

そして1280×768の解像度で10秒間を選択して生成開始。

SunoとRunwayでMV制作に挑戦中の画像

こうして坊やが横になる10秒の動画が出来上がりました。しかしKPOP風となった『江戸子守唄』が40秒ほどあります。

そこで映像の尺を伸ばすため、Runwayの『Super-Slow Motion』機能で動画を4倍に伸ばして40秒にします。

動画編集: OpenShotでMVに仕上げる

動画エディターソフト OpenShot画面の画像

最後に、Sunoで作曲した曲とRunwayで生成した動画を「OpenShot Video Editor」で合成します。

動画エディターソフト OpenShotでの作業画面

このOpenShot Video Editorはオープンソースソフトウェアとしてコミュニティによって製作されています。

とても使いやすく、初めてでも感覚的に編集できました。

完成した江戸子守唱MV

そして出来上がったミュージックビデオがこちら

KPOP風 江戸子守唄ミュージックビデオ

今回のツールはどれも直感的に使えたので、短時間でイメージした動画が完成しました。それでも自分が楽しむためのものとしては十分な出来栄えです。さらに使うともっと凝りたくなってしまいそう。

今回のまとめ

さて今回のSunoとRunwayでMV制作企画いかがでしたでしょうか。
使用したツールに難しい操作はなく、英語が苦手な方もブラウザに翻訳アドオン使用で安心です。

さまざまなAIツールの普及によって、これまで難しかったことが誰でも試せる時代になりました。
これまでAIを使ったことがなかった方は、この機会にぜひ挑戦してみてください。

これは後日談ですが、これがめっちゃ面白くてどっぷりハマってしまっています。ではまた次回

SunoとRunwayでMV制作企画に使用したツール

  • Suno (リンク) – 音楽生成ツール
  • DALL-E (リンク) – 画像生成ツール
  • I AM A PEN (リンク) – 画像生成サポートGPTs(カスタムGPT)
  • Runway (リンク) – 動画生成ツール
  • Google翻訳 (リンク) – 翻訳ツール
  • OpenShot (リンク) – 動画編集ソフトウェア

素晴らしいツールをこの世に送り出してくれるエンジニアの皆様に感謝

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